キログラム
単位の種類:
- 質量
- 重量(非科学的事柄)
世界の使用状況:
- グローバル
解説:
キログラムはSI単位系における質量の基本単位であり、重量の単位として日常的に受け入れられている。(あらゆる物体は重力に影響を受ける)
1キログラムは、1リットルの水の質量にほぼ等しい。
定義:
キログラムは国際キログラム原器(IPK)の質量に等しいものと定義されている。国際キログラム原器は、プラチナ・イリジウム合金の金属塊で、フランス・セーヴルの国際度量衡局に保管されている。
これは、研究室で再現できる普遍的な物理量に基づく定義ではなく、人工物によって定義された唯一のSI基本単位である。
起源:
1799年にキログラムに置き換えられるまでは、短い期間grave(グラーブ)(金属製の参照基準)が1000グラムの定義に使用された。
1795年、メートル法はフランスに導入され、グラムは次のように定義された。「融点の温度の、完全な純水の100分の1メートルの立方体の容積の重量」
キログラム(ギリシャ語chilioi[千]とgramma[小重量】に由来)は、商業においてより大容量の、より実用的測定方法として指定された。そして、全てのメートル法の容積の基本単位として使われるようになった。
1960年に公開されたSI基本単位は、質量の基本単位としてキログラムを使用し、ほぼすべての国(アメリカなど少数の顕著な例外を除いて)に採用されている。
一般的参照:
- 1キログラムはソフトドリンクの1リットルボトルの重さとほぼ同じである。
- 砂糖は通常1kgで販売される。
- 典型的なバスケットボールの重さは約1kgである。
使用状況:
キログラムは質量及び重量の測定単位として日常的に世界中で使用されている。
また、すべてのMKS単位系のベース単位である。メートル、キログラム、秒は、力の単位のニュートンや圧力の単位のパスカルなど、他の概念を定義するため使用されている。
小さい単位:
- 1キログラム=1000グラム
大きい単位:
- 1000キログラム=1 メトリックトン (米国: メトリックトン)